日別アーカイブ: 2013年5月20日

僕にとってやっぱりマイケルチャンは最も伝説的なテニスだったと実感した休日の事。

しとしと雨がやみそうに無いので一日中在宅の休日、

WOWOWさんでマイケルチャンの特集番組に心が釘つけになりました。

「懐かしいなぁ〜」

無名の17歳が絶対王者世界一位のレンドルに挑んだ全仏オープン

当時は再放送もなく録画も出来なかったのですが
記憶に鮮明に残るあのシーン

2セットダウンから取り返したフィナルセット
しかし足が強烈に痙攣
(この頃は痙攣でメディカルタイムを取れるルールが無かった)

3ゲームを終わった時点で審判に棄権を告げようか近寄る場面も、

しかし諦めず

ムーンボールやアンダーサーブ
非常識な作戦でレンドルのメンタルを揺さぶり

迎えたマッチポイントで伝説のシーンが訪れる

それが こちら

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怒り立つレンドル

そして怒りの力が入ったセカンドサーブはダブルフォルト

17歳が奇跡の勝利。

決勝では世界3位だったエドバーグを破り
男子アジア系初のグランドスラム優勝者に輝いたのです。

しかし彼の優勝がトリガーとなりアメリカの同世代の選手達が覚醒 
サンプラス アガシ クーリエ。

パワーテニスが主流となり体力に劣るチャンは勝てない日々が続く。

しかしマイケルチャンは劇的に復活し
世界ランク一位まであと一歩の所まで昇りつめたのです。

復活の鍵となったのがラケットの大きな進化系変化。

ご存知のアレです。

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伝説の名器 プリンス マイケルチャングラファイト。

パワーと体格の差を埋める為、約2センチ長くしたラケット。
筋力と体力を増した事で長くなることのリスクを克服し
ランキングをグーンと上げたのでした。

当時は世界中でこのラケットが飛ぶ様に売れていました。
いまのバボラの比ではありません。

マイケルチャン人気が凄かった日本でも大フィーバー
注文を受けても中々入荷しない..
仕方なく他のお店に買いに行った事も。。。
お張り替えでも見なくなりましたね。

長ラケに変えたマイケルチャンの努力をみて思いました

ラケットの性能はテニスに大きな影響を与えるけど
進化するラケットを人が使いこなす為に努力する事が大事なんだと。

ちょっと打ったくらいで 良いとかダメだとか
好きとか嫌いとか浅く評価することにあまり意味がないのだと。

新しいラケットを購入しても直ぐに
元ラケに戻る人が上級者ほど多く見受けられます。

『使いこなせば武器になる。』
そんなことを念頭に期待して使って頂きたいと思います。

マイケルチャンの伝説を引き継いだラケット達はこちら。
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