日別アーカイブ: 2025年7月13日

衝撃の決勝。

昨夜のウィンブルドン女子決勝 シフィオンテク vs アニシモワは衝撃的な結果となりました。

「え、6-0、6-0って……そんなことある⁉︎」
夜中にテレビの前で思わず声が漏れました。

あのウィンブルドンの決勝で、“ダブルベーグル”という圧倒的なスコア。
まるで高校の地区大会かと思うような数字ですが、これが世界最高峰の舞台というから驚きです。

勝ったのは、ポーランドのイガ・シフィオンテク。
これまでクレーでは無敵感を放っていたけれど、ウィンブルドンではなかなか結果が出ず「芝は苦手」とすら言われていた彼女が、ついに“芝の女王”にまで上り詰めた瞬間でした。

一方、敗れたアニシモワ。
個人的には「ようやくここまで戻ってきたか…!」と、胸が熱くなっていた選手です。燃え尽き症候群からの復帰、葛藤の日々、そしてグランドスラム決勝の舞台へ。
それだけで、もう十分に拍手です。

でもこの試合は、残酷なほどシフィオンテクの完成度が高かった。
攻めも守りも、すべてが噛み合っていた。もう誰にも止められないんじゃないか、と思わせるくらい。

アニシモワが涙ながらにコートを去る姿を見て、思わずこちらまで目頭が熱くなりました。
スポーツって、勝つ人がいれば負ける人がいる。それは当たり前のことなんだけど、そこに至るまでの物語があるから、こうして心を揺さぶられるんですよね。

シフィオンテク、ウィンブルドン初優勝おめでとう。
そしてアニシモワ、またここに戻ってきてください。何度でも。

西山克久