94歳「歩きたい」を叶える為

2週間前にテニスで膝の調子を悪くして、シューズとインソールをお見立てした男性、

とても調子が良くなってお母様を見てほしいとお連れになりました、

94歳のお母様、「歩きたい」ただ一つの欲望、

幸いアシックスウォーキングで購入されていたシューズでしたので、サイズも大き過ぎる事なく正解でした、

足に合うインソールをお入れして履き方のちょっとしたコツをお伝えしました。
ポールに頼って歩隔が狭くなってしまいますが、お越しの時と比べると、明らかにスピードアップしておられました、くれぐれも転ばない様に周りが注意してあげてください。

日本では歩き難くなってからシニアの方々に、歩け歩け!体操して筋力アップしろと国も医療系も旗を振りますが、

問題は筋力低下だけでは無く、長年の間違った靴選び習慣と社会の足のついての知識不足です、

それにより、足関節の過剰回内が進み扁平足や外反母趾、O脚や変形性膝関節症へ代償がすすみます、

筋力だけに頼った歩き方になっていたのが、本質的な問題でもあるのです。

要は足首から下!ネジが緩んだ様にグラグラで傾いているのに、歩行で身体を支えられるわけがありません、

土台はインソールと踵の硬いシューズで元の位置に戻して安定させれば大丈夫、やがて本来の歩き方を脳が思い出してくれます。

「歩きやすい」とすぐに判ります、そのポジティブな感情が大切なのです。

本来なら小学生の頃から、足の教育、靴の選び、履き方を教えるべきで、良い習慣を染み込ませて無意識に出来る様になれば、人生100年になっても最後まで自分の足で歩くことが出来る、

我々のインソールと知識で未来への貢献が出来れば幸せです。

西山克久

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