今年も、何百人もの足の相談に向き合い、
その全員に「正しいシューズの履き方」を伝えてきました。
シューズやインソールを買い替えながら通ってくださる方には、
必ずその履き方を確認します。
そんな中で、
私が教えた以上のレベルで、完璧にシューズを履きこなしているジュニアに出会うと、
正直、胸が熱くなります。

「踵が離れるのが嫌なんです。」
——それだ。
その一言で、すべてがわかる。
この感覚は、
きっと大人になっても変わらない。
「三つ子の魂百まで。」
この格言は、本当です。
大人たちはよく
「子は国の宝」と言います。
でも実際には、
成長してすぐ履けなくなるからと、
大きすぎるシューズを履かせていませんか?
「子供にインソールなんて勿体ない」
本当は、そう思っていませんか?
アメリカでは、
幼児期からインソールで成長をサポートすることは
決して珍しいことではありません。
足元という“土台”が強靭な子どもたちこそが、
未来の日本の宝になる。
私はそう信じています。
良いシューズ。
正しいサイズ。
そして、インソール。
これは贅沢ではありません。
子どもたちのための、大人の義務教育です。

西山克久
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